[2001.10.29]
  マイノリティーの憂鬱


 ▼ウィンドウズ用ソフトが使えるリナックス、『リンドウズ』(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20011026301.html


 マジョリティーであること自体には,正しさなどない。数,は結果のひとつでしかない。でも,マイノリティーの憂鬱は,冬近いことを教える雨のように,煙りが立ち篭めているものだ。

 MP3・コム社の創業者,マイケル・ロバートソンは新しい会社,リンドウズ・コム社で,リナックスOSでウインドウズ用ソフトを動かせるOS「リンドウズ」を開発している。リンドウズは99ドルで,199ドルのウインドウズXPより安く,ライセンスを得るためのアクティベーションもいらない。リンドウズは,ウインドウズに勝てるだろうか?

 なんと! 最近名前をきかないと思っていたマイケル・ロバートソンが,こんなことをしていたとは。結果は伴わなかったが,MP3・コムはひとつのムーブをつくったし,さてさてリンドウズ・コムは…と考えると楽しみ。

 なぜ,リナックスOSがデスクトップ分野で勢いを得られないのかは,ひとつふたつの理由ぢゃない。でも,一般的には,マイノリティーであることへの不安が大きい。もちろん,みんながその思いを超えて使い出せば,そのOSはマジョリティーとなるのだけど,そううまくことは運ばない。…もし,マイノリティーとしての最大の欠点となるソフトウェアの数を,一気に手に入れられれば,その憂鬱な思いを吹き飛ばすには十分となるかもしれない。注目。


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